ヒコパの番外編読書ノートです。

  お好み度を☆で表示!
  ぞっこん ☆☆☆☆☆
  会えて良かった ☆☆☆☆
  良しとするか ☆☆☆
  他にすればよかった ☆☆
  選択眼を反省

書名
著者
お好み度
コメント
     

 

       
学問 山田 詠美 ☆☆☆ 男女小学生仲良し四人組が高校卒業する頃まで 希望・欲望それぞれだが人生は思いがけないもの
さらば雑司が谷 樋口 毅宏 ☆☆☆☆ 今どきの愚連隊メンバの凄まじさ 筒井康隆の「俺の血は他人の血」を思いだした
図地反転 曽根 圭介 ☆☆☆☆ 冤罪事件を扱った刑事もの 影のある人物が何人も登場するが中途半端なまま、続編でのスッキリ感を期待 
狼・さそり・大地の牙 福井 淳 ☆☆☆ 連続企業爆破テロ事件の取材記録 激動の昭和を実感、平成は閉塞かな? 
刻まれない明日 三崎 亜記 ☆☆☆☆ 10年前に消えた人達と残された人達の関係 悲しみは乗り越えてこそのもの
堂島出世物語 富樫 倫太郎 ☆☆☆ 不始末から店を逃げ出した夫婦の倅が堂島に店を持つまで 物語が前に進まず停滞
OUT−AND−OUT

木内 一裕

☆☆☆☆ やさぐれ探偵が事件に巻き込まれ悪党仲間の悩みも一気に解決 漫画チックな展開だが小気味いい
暴雪圏 佐々木 譲 ☆☆☆ 強盗、不倫、家出、窃盗などの人間模様と大雪の凄まじさ 映画的手法で様々な事件が展開
数学的帰納の殺人 草上 仁 ☆☆☆☆ 贖罪と救いがもたらす殺人連鎖 無理やり感はあるが本格的な推理小説
パーマネント野ばら 西原 理恵子 ☆☆☆ 漁師町に出戻った中年女の過激な悲哀 ギャク漫画連載はきついものがあるがこの絵本は余裕がありそう
三人姉妹 大島 真寿美 ☆☆☆ バイト生活の三女、キャリアウーマンの次女、子持ち主婦の長女 出だし好調だが恋のライバルの懺悔、長女の元カレの登場とかで失速
アダマースの饗宴 牧村 一人 ☆☆☆☆ 勝ち残ることをゲーム感覚で楽しむ獣たちの饗宴 拙稚なストーリィと読み進めるが最後に納得感有り
IN 桐野 夏生 ☆☆☆ 作家同士、作家と編集者の恋愛事情が綴られる 最近編集者登場の作品が多い

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け              (上、下)

白石 一文 ☆☆☆ 癌を患う辣腕出版編集者が紆余曲折を経て北海道に 物には対価がありこれが曲者
きりこについて 西 加奈子 ☆☆☆☆☆ 屈託のない女の子が醜女と気付かされるがメゲない 現代版「我輩は猫である」
笑う警官 佐々木 譲 ☆☆☆ 警察組織から仲間を救うために奔走する警官達 結構評判になった作品も映画化を契機に作品名変えてしまうんだ (本家「笑う警官」に軍配)
OUT           (上、下) 桐野 夏生 ☆☆☆☆ 夜間弁当工場で働く主婦が破綻した生活から抜け出すため犯罪に加担 「I'm sorry, mama. 」で死者を蘇らせている
捜査官ガラーノ パトリシア・コーンウェル       【米】 ☆☆☆ 野望、陰謀、汚職にまみれた組織のなかで真実にたどり着く 軽いタッチ
オリンピックの身代金 奥田 英朗 ☆☆☆☆ 東京オリンピック死守の警察と孤独なインテリテロリストの戦い 虚無僧さえ登場させなければ良かったのに
愚行録 貫井 徳郎 ☆☆☆☆ 幸せそうな一家四人が惨殺され関係者を含め過去が語られる 犯人ファミリーの歴史と現代の愚行がぴったしマッチする
チャイルド44     (上、下) トム・ロブ スミス       【英】 ☆☆☆☆ スターリン、フルシュフチョフ統治ソ連邦時代の連続子供殺人事件 圧制下では追う者と追われる者しか存在しない
屋上ミサイル 山下 貴光 ☆☆☆☆ 校舎屋上の平和を守るために大活躍する高校生グループ 日常の一場面からとんでもない修羅場まで一気読み
三浦 しをん ☆☆☆ 津波に襲われほぼ全滅した島を出た少年達のその後 暴力・殺人の連鎖で暗い
蛇衆 矢野 隆 ☆☆☆☆ 戦乱の世を凄腕メンバーが活躍 話しの筋は通っているのだが頭目の行動が不自然
風の中のマリア 百田 尚樹 ☆☆☆ オオスズメバチ・ワーカーのマリアは血族を守るために仲間と共に戦い続ける 蜂の生態をヒントに厳しい自然界が描かれる
さよならの扉 平 安寿子 ☆☆☆☆ 夫に先立たれた主婦が浮気相手だったシングル女性に近づく モラルとかに縛られない二人の女性が本音トークで小気味いい
居酒屋兆治 山口 瞳 ☆☆☆☆ 惚れあった女とは一緒になれず脱サラして小さな居酒屋を営む男とその周り サラリーマンがちょっと憧れるタイプの男だが毒気無さ過ぎ 
ファミリィーポートレイト 桜庭 一樹 ☆☆☆ 若い母親との逃避行の末育った女の子が作家として成人する 異郷、異人達が描かれるのだが説得力に乏しい 

ミレニアムT                 ドラゴン・タトゥーの女   (上、下)

スティーグ・ラーソン   【SWD】

☆☆☆☆

ジャーナリストが若い天才女性の力をかりて悪を成敗 スウェーデンの闇の歴史が想像出来る

元職員 吉田 修一 ☆☆☆ 公金横領をバックにバンコクで休暇を過ごし帰国する 人それぞれだけどメリハリが無い
傍聞き 長岡 弘樹 ☆☆☆☆ 罪を犯した者、罪と紙一重で生き様を見せる者が登場 時代劇風な現代短篇推理小説集
君は永遠にそいつらより若い 津村 記久子 ☆☆☆☆ 不器用で頑固だが処世術は身につけた若い女性が社会に出て行く 作者と主人公が同じ目線で、文体も若々しい
犯罪小説家 雫井 脩介 ☆☆☆☆ 犯罪小説の映画化に当る作家と監督間の思わぬ心理劇 心模様は伝わるのだが犯罪そのものが必要か疑問
ばかもの 絲山 秋子 ☆☆☆ 若い男を拾い捨てまた拾う物語 事象だけポンと投げられても感情が涌かない
ちょいな人々 萩原 浩 ☆☆☆☆ 現代社会の巷で起きていそうな個人的トラブル集 気楽に読めて爽やか感を味わえる
黒の狩人    (上、下) 大沢 在昌 ☆☆☆☆ 優秀な中国人とコンビを組んだ警察官が悪を追い詰める 一気読みしてしまうが大団円で意気消沈
ラン 森 絵都 ☆☆☆ 天涯孤独の若き女性が天国の家族と繋がり走り出す 死後の世界が安易に詳しく書かれ過ぎ
バスジャック 三崎 亜記 ☆☆☆☆ ゾッとするお話から心温めてくれるお話までSF短篇集 うまいんだけどちょっとアッサリしているかな
ジョーカー・ゲーム 柳 広司 ☆☆☆ 亜細亜に火種がくすぶる頃元スパイが陸軍内に養成学校を創立する 昔の忍者の係累は存在するのかな
ハブテトル ハブテトラン 中島 京子 ☆☆☆☆ いい子に疲れた都会の小学生が瀬戸内の小学校で一学期過ごし成長する まさか青春編はないでしょうね 
木漏れ日に泳ぐ魚 恩田 陸 ☆☆☆☆ 明日は別れる男女が最後の夜をアパートで語り続ける 事件で絆は深まるか冷めてしまうもの
ぼくは落ち着きがない 長嶋 有 ☆☆☆☆ 高3の女子図書部員が部室を世界に過ごし卒業する 図書部が在って文芸部の活動って何?体験入部したい
空とセイとぼく 久保寺 健彦 ☆☆☆☆☆ ホームレスとして育ったぼくと愛犬セイの物語 住むところと食べるものと友達がいればそこは天国

フロスト気質   (上、下)

R・D・ウィングフィールド 【英】 ☆☆☆☆☆ 誘拐・恐喝・窃盗あらゆる事件がフロスト警部を悩ます 下ネタギャグ、セクハラ発言が絶妙で笑える
誘拐 五十嵐 貴久 ☆☆☆☆ 韓国大統領を迎えての条約締結を控えた時期に総理大臣の孫娘が誘拐される 緊迫感は乏しいがすっきり感あり
冬の陽炎 梁 石日 ☆☆☆ 事業に失敗した孤独なタクシードライバーの自堕落 雰囲気はあるのだがストーリイが安易
RURIKO 林 真理子 ☆☆☆

女優浅丘ルリ子と時代を飾った銀幕のスター達 作者は裕次郎のファンだな

地図男 真藤 順丈 ☆☆☆☆ 関東近県の地図帖に物語を紡ぎ続ける地図男 アウトロー異能者の世界は現代の御伽噺
パプリカ 筒井 康隆 ☆☆☆ 夢治療セラピスト集団が夢と現実の世界でバトルする 断筆直前の作品故か途中から失速の感あり
心臓を貫かれて マイケル・ギルモア    【米】 ☆☆☆☆ 1977年殺人罪で銃殺されたゲイリー・ギルモアの弟が家族の悲劇を振り返る 性と暴力が支配する環境が恐ろしい 
自殺作家文壇史 植田 康男 ☆☆☆ 芥川・太宰・川端等著名作家の自殺前後がドキュメンタリータッチで解説される 三島事件は現代テロの走りだな
昭和の短篇一人一冊集成 色川 武大 色川 武大 ☆☆☆☆ 昭和の時代、芸人・勝負師・旦那達が奔放に生きた 阿佐田哲也と色川武大の区分が分った
汐のなごり 北 重人 ☆☆☆ 江戸後期、北前船が着く湊町を舞台に業を背負う人々が静に描かれる 旅行途中汽車の中で読むのに相応しい
震度0 横山 秀夫 ☆☆☆☆ 阪神神戸大震災が発生した日、地方で警務課長が消息を絶つ 幹部連中の醜態が描かれるが結末がてぬるい
カラスの親指 道尾 秀介 ☆☆☆☆☆ サギ師コンビが仇敵の悪徳金融組織に仕掛けるが・・ 従来のコン・ゲーム小説を十分に意識した作品だな
僕って何 三田 誠広 ☆☆☆ ポッとでの大学生が寂寥感から学生運動に関わるが満たされない 「君って何?」と聞きたくなる
茗荷谷の猫 木内 昇 ☆☆☆☆☆ 染井吉野が産み出され日本全国に拡がる間に江戸・東京下町で起こる奇譚談 「ソンザイカン」が大事
天安門 シャンサ 【中】 ☆☆☆☆ 天安門事件女子学生リーダの逃亡と彼女を追跡する若き中尉 国を捨てる覚悟で作家活動を選択したのだな
遠海事件  佐藤誠はなぜ首を切断したのか? 詠坂 雄二 ☆☆☆ 86人殺しを自供した殺人犯佐藤誠とは 架空の事件、殺人犯をモチーフに議論されてもついていけない
イニシエーション・ラブ 乾 くるみ ☆☆☆☆ 合コンで知合った彼女と順調に発展していくが・・ 似たようなことは昔からあっただろうな 
誘拐児 翔田 寛 ☆☆☆☆ 終戦直後5歳の男の子が身代金目的に誘拐され、15年後に事件が再び動き出す 人情刑事もので一気に読了
火を熾す ジャック・ロンドン     【米】 ☆☆☆☆

人間の根源・魂を揺さぶる短篇集 「野生の呼び声」の感動を思い出す

特命 麻生 幾 ☆☆☆ 海外での諜報活動を支援する国際テロリスト対策課警察官達の憔悴 面白いのだが疑問点が有りすっきりしない 
アヴェンジャー   (上、下) フレデリック・フォーサイス 【英】 ☆☆☆☆ 第二次大戦英雄の孫が惨殺されベトナム戦争の英雄が復讐に向かう ユーゴ紛争、アルカイダも登場する戦争オンパレード
きのうの世界 恩田 陸 ☆☆☆ 特殊記憶力を持つサラリーマンが失踪し、一年後不思議な町で死体となる 構想は凄いのだが時間が無かったのかな
メアリー・スチュアート アレクサンドル・デュマ   【仏】 ☆☆☆ 16世紀長い幽閉生活の後処刑されたスコットランド女王の一生 デュマは「モンテ・クリスト伯」以来だな
真相 横山 秀夫 ☆☆☆ 事件・事故により破綻するがやがて事の真相が明らかに、と云った短篇集 解決でなく暗部をあばく感じでやや不快
さよなら渓谷 吉田 修一 ☆☆☆ 渓谷近くの簡易住宅で事件は発生し十数年前の事件が終焉する 最近の事件もどきで始まるがリアリティは無い
出星前夜 飯島 和一 ☆☆☆ 一揆の発端となった反乱農民を中心とした島原の乱 歴史教科書には書かれない家光の時代が想像できる
紅蓮 村中 豊 ☆☆☆ 元ボクサーが昔世話になった博徒一家親分のため一肌脱ぐ 一直線に話しが進行しせわしない
非常識家族 曽野 綾子 ☆☆☆ 浮世離れした東大教授一家に生まれた僕の自然体 作者も僕も冷たく廻りを見ているな 
いのちの米  堂島物語 富樫 倫太郎 ☆☆☆☆☆ 米仲買人にまで出世した吉左衛門、大相場に勝ち残り堂島に店を構える 本シリーズいつブレイクするか興味有り
光州の五月 宗 基淑       【韓】 ☆☆☆ 1980年光州で起きた軍による民主化運動鎮圧とその傷跡 韓国の国情、政情は厳しく激しい
ポドロ島 L.P.ハートリー       【英】 ☆☆☆☆ 怪奇小説集 落ち着いて読める好書 
決壊      (上・下) 平野 啓一郎 ☆☆☆☆ HPを利用し若夫婦と兄が匿名で会話している中に惨劇が ミステリー仕立てだが純文学的要素が強い
破天荒セレブ 平山 亜佐子 ☆☆☆ 古今東西世間を賑わした女性人の紹介 恋に仕事にスキャンダルにと各人は頑張った、確かに凄い 
ボックス! 百田 尚樹 ☆☆☆☆☆

天才型、努力型二人の高校生ボクサーと美人顧問先生、女子マネージャの青春 極限ではリミッターをはずし闘う

サポートさん 日向 蓬 ☆☆☆ サポート役日常の虚無を描いた表題作他 後味の悪さが残る
日本の10大新宗教 島田 裕巳 ☆☆☆ 数多ある新興宗教から10選択し解説 邪宗門のモデルとされた大本から幾人もの新教祖誕生、ノウハウの問題か
アカペラ 山本 文緒 ☆☆☆☆ 5年間に発表した3作品 アカペラとは孤独感漂う題名です
武士道セブンティーン 誉田 哲也 ☆☆☆☆☆ 剛と柔、二人の女子高生剣士を中心とした学園もの 懐かしいストーリ展開と現代っ子ぶりが小気味いい
果断      隠蔽操作2 今野 敏 ☆☆☆☆ 降格で大森警察署長となったキャリア警察官の一徹さ 犯罪者側のお粗末さに比して警察組織が翻弄されすぎ
吉原手引草 松井 今朝子 ☆☆☆☆☆ 江戸吉原で花魁が何やら事件を起こしたらしい 吉原文化を研究した上での著作で雰囲気に説得力が在る  
花が咲く頃いた君と 豊島 ミホ ☆☆☆☆ 中高生の感性が花をからめて描かれる 感受性が感じられる好短篇集

誘拐捜査  吉展ちゃん事件

中郡 英男 ☆☆☆ 1963年に起きた吉展ちゃん事件の顛末 思いつきの様に起こされた誘拐事件で多くの警察官の歯車が動き出す
切羽へ 井上 荒野 ☆☆☆ 長崎県離島に幼馴染の夫と穏やかに生活しているが新任の先生が赴任し揺れる 何か見下ろした感じの小説
ブルーザーのキス 原田 眞人 ☆☆☆ ボクサー崩れの日系マフィアがシンジケート間の抗争で活躍 アメリカの地下経済、BSE牛事情の実態が窺える
グ、ア、ム

本谷 有希子

☆☆☆☆ 母親、東京と大阪に住む娘二人の女3人がグアムに観光旅行 自伝的作品なのだろうが恐いお姉ちゃんだ
日無坂 安住 洋子 ☆☆☆☆ 薬種問屋の跡取り息子が勘当され賭場を預かる人間に 江戸市井小説として秀逸、TVドラマ化に最適

兄弟 (上(文革篇)・下(開放経済篇))

余 華   【中】 ☆☆☆☆ 文革を通じて孤児となった血の繋がらない兄弟の悲喜劇 隣人達の変容が面白い、兄はこう描くしかないのだろう
冷蔵庫のうえの人生 アリス・カイパース    【加】 ☆☆☆☆☆ 母娘家庭の親子を繋げるのは冷蔵庫伝言メモ書簡 多忙な産婦人科医の心の葛藤が悲しい 
耳をふさいで夜を走る 石持 浅海 ☆☆☆ 故あって美少女3人を殺すと夜を走る 説明付きで事件が進んでいくのでスピード感、スリルに乏しい
ザ・ロード コーマック・マッカーシー  【米】 ☆☆☆☆ 破滅した近未来の地球で光り輝く少年を護り父は旅を続ける 僅か生き残る人達に残された道は何処に続くのか
百瀬、こっちを向いて。 中田 永一 ☆☆☆ 人を好きだと感じ始める女高生4話 表題作以外は読後感スッキリだけどすぐ忘れそう
借金取りの王子 垣根 涼介 ☆☆☆☆ 一見飄々とした若きリストラ請負人の真摯な仕事ぶり 競争社会で垣間見える殺伐とした断片が浮かび上がる
葉桜の季節に君を想うということ 歌野 晶午 ☆☆☆☆ 或る時はヤクザ組織にスパイ潜入し悪徳霊感商法組織とも闘う 読み返したくなるが十分検証済みでしょう
東京島 桐野 夏生 ☆☆☆ 女一人と男約30人の無人島生活 設定、ストーリ展開が突拍子無いと云うか軽い
体育座りで、空を見上げて 椰月 美智子 ☆☆☆☆ 女の子が通過する共学中学の3年間 本音の小説、「体育座り」は女学生用語?
磯崎新の『都庁』       戦後日本最大のコンペ 平松 剛 ☆☆☆ 戦中・戦後の日本建築史解説 権威の象徴の様な新宿都庁、ランチタイムに食堂は賑わうらしい
ムーヴド 谷村 志穂 ☆☆☆☆ 5年間で結婚生活を終えた女性が捨て猫を飼い出してたくましくなる 今後の展開があれば現代の シンデレラストーリ
荒野 桜庭 一樹 ☆☆☆ 恋愛小説作家の娘の乙女心(中学入学から大学受験を控えるまで)を描く ライト・ノベル訣別のライト・ノベル
変愛小説集 アリ・スミス【英】、他 ☆☆☆ 岸本佐知子編訳の現代英米作家短篇集 SF,ホラー等がまじった愛の小物語群でバラエティーに富む
シンメトリー 誉田 哲也 ☆☆☆☆ 30前の女性主任(班長)刑事姫川、新人時代から解決してきた事件帳 小ぶりの事件帳だが主人公キャラは濃い
モーニング  Mourning 小路 幸也 ☆☆☆

九州に住む昔のバンド仲間が事故死、葬儀後中年友人の一人が自殺すると言い出す 空虚な展開

鉄道心中 岩井 志麻子 ☆☆☆ 大正時代、金満若奥様が運転手と鉄道心中を計るが両名延命した後の物語 漆黒の汽車、鉄道が妙に恐ろしい
ベルカ、吠えないのか? 古川 日出男 ☆☆☆☆☆ 戦中キスカ島に置去りにされた軍用犬をルーツとする犬達が戦争の歴史に翻弄される 犬類に見限られる日が怖い 
χωρα(ホーラ)   -死都- 篠田 節子 ☆☆☆ 不倫カップルが歴史あるギリシャの島で事故に遭う 雰囲気はあるのだが長い、連作短篇向き 
映画篇 金城 一紀 ☆☆☆☆☆

「ローマの休日」上映会を絡ませての短篇集 区民会館ポスターから始まるなど好演出、選んだ映画も演出の一環 

I LOVE YOU 伊坂 幸太郎、他 ☆☆☆☆ 伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好のラブストーリ競演 続けて読むと食傷気味
昭和の短篇一人一冊集成 戸川昌子 戸川 昌子 ☆☆☆☆ 後世に残るであろう短篇集には未収の短篇から選抜 レトロな感じと倒錯的な内容が艶めかしい
ライオンの冬 沢木 冬吾 ☆☆☆☆☆ フィリッピン戦線生残り兵の猟師 ライオン爺と虎爺がテロリスト集団と死闘 愛・友情・誇りを賭けた戦い
大阪ばかぼんど 黒川 博行 ☆☆☆ 夕刊フジに掲載されたエッセー 黒岩重吾・阿佐田哲也→黒川博行・藤原伊織→ 誰だろう?
モンスターズ 山口 雅也 ☆☆☆ モンスターをテーマにしたミステリー集 読みやすいのだが馴染めないと云うか物足りない
警視庁情報官 濱 嘉之 ☆☆☆☆ 警視庁情報室の誕生から活躍 本書は公安のイメージ戦略か 
枕女優 新堂 冬樹 ☆☆☆ タレントに憧れ育った少女が身体を売ってTVスターとなるが・・・ 緊張感のない小説 
日と月と刀 (上・下) 丸山 健二 ☆☆☆☆ 室町時代奇跡的に生を受けた無名丸が名刀2本と共に生き長らえ達観する 生死一体、哲学的な書
魔女の盟約 大沢 在昌 ☆☆☆ 島抜けした魔女のごとき女傑の活躍第2弾 単純な話なのに世界の現代裏社会事情の説明がくどい
道化の町 ジェイムス・パウエル   【加】 ☆☆☆ 米ミステリー雑誌に寄稿されたユーモア・ミステリー短編集 ゆったりと読める職人肌作品集という感じ
深追い 横山 秀夫 ☆☆☆☆☆ 人気の無い三ツ鐘署に勤務する警察官達が各人の事件に誠実に対応する TV化されている短編もあり懐かしい
曲芸師のハンドブック クレイグ・クレヴェンジャー 【米】 ☆☆☆ 残酷で怠惰で欺瞞に満ちた世間では弱者は曲芸師の如く生きていくしかない 一寸の虫にも五分の魂
パリ燃ゆ (T・U・V) 大佛 次郎 ☆☆☆☆ ナポレオン三世の時代からパリ・コミューンの誕生、崩壊まで コミューン崩壊直前には専制が必要とされた  
昭和維新の朝        二・二六事件と軍師齋藤瀏 工藤 美代子 ☆☆☆☆ 歌人でもあった予備役将官とその娘(歌人)を中心に二・二六事件に迫る 平成9年正月の歌会始が強烈で印象的
燈台守の話 ジャネット・ウィンターソン  【英】 ☆☆☆☆ 海の少女が老いた燈台守に引き取られ毎夜不思議な物語を聞かされる 伝説の物語が現在に繋がるファンタジー
こうふく あかの 西 加奈子 ☆☆☆

かく有るべしと過ごしてきた男が妻より妊娠したと告げられ別の人生に かなり思い込みが激しい、みどりのと要比較

転身 蜂飼 耳 ☆☆☆ 単調な日常から神話もどき世界への転身 虚ろな現実から踏み出すと不思議な旅が生まれる、でもピタッと来ない

ヴァーノン・ゴッド・リトル   死をめぐる21世紀の喜劇

DBCピエール     【米】 ☆☆☆☆ コロンバイン事件の共犯者とされた少年の逃亡劇 糞まみれの世間、冤罪きせられちゃたまらない 
ヤクザ、わが兄弟 ヤコブ・ラズ   【イスラエル】 ☆☆☆ 関西ヤクザ、海外マフィアとしのぎを削る近代関東ヤクザの一面 文化人類学者が表す兄弟社会は優しくて厳しい
ダンシング・ヴァニティ 筒井 康隆 ☆☆☆ ふくろうに看取られて終える反復する悲喜劇 大家筒井康隆渾身の一冊、悟りさえ感じるのは何故だろう

トム・クルーズ         非公認伝記

アンドリュー・モートン   【英】 ☆☆☆ トム・クルーズのサクセスストーリィと共にサイエントロジーに没頭する暗部を描く 「あの人が言うなら間違いない」?
天地人 (上・下) 火坂 雅志 ☆☆☆☆

上杉家家老直江兼続を主人公とした川中島の戦いから大阪城落城まで 戦国武将オンパレードで大河ドラマ 

夜を守る 石田 衣良 ☆☆☆ 秋葉原を舞台にした4人組ガーディアンズの活躍 小さくても限られた時間でも一国一城の主で居たい、そんなお伽噺
僕たちの好きだった革命 鴻上 尚史 ☆☆☆ 60年代に学園紛争で昏睡状態となった高校生が30年後に蘇生し復学する 舞台、TVドラマ向きで小説だとナンセンス
倒立する塔の殺人 皆川 博子 ☆☆☆☆ 戦時中女学校で1冊の連作ノートが殺人事件の発生から解決を語り継ぐ 歴史、文学、美術に造詣の深い一冊 
ヒデブー 斧田 のびる ☆☆☆ ホルモン焼き屋で育ったヒデブー、このままじゃいかんと単身上京する 快眠・快食・快便が一番 
家日和 奥田 英朗 ☆☆☆ ちょっと倦怠期を迎えた夫婦達がお家が一番と思う物語 文章の美しさに感心、でも従来と比べるとロハスだな
フォトグラフール 町田 康 ☆☆☆ 「Photogra-Fool」のショート・ショート クスッと笑える小品
悪果 黒川 博行 ☆☆☆☆ 大阪マル暴刑事のシノギは巨悪により握りつぶされるが、頂くものは頂く シノギに精出す警察官は自嘲するかな
夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦 ☆☆☆ 大学の先輩が黒髪乙女後輩と親しくなるべく悪戦苦闘 面白いのだが読後感として空虚
羊の目 伊集院 静 ☆☆☆☆ 戦前夜鷹が産んだ赤子が裏社会で育つが最大組織からヒットマンとして追われる 難しい題材でやはり中途半端  
サクリファイス 近藤 史恵 ☆☆☆☆☆ 期待に応えるのが苦手な健脚青年がロードサイクルの世界でヨーロッパの桧舞台に 一つ上に行くには運鈍根プラス排気量
兼業詩人ワタナベの腹黒志願 渡邊 十絲子 ☆☆☆☆ 2003夏から2007初までに掲載されたエッセー集 普段詩人は創作活動とか同人誌の寄合いで忙しいのかな 
ゴールデンスランバー 伊坂 幸太郎 ☆☆☆☆ 首相暗殺の濡れ衣をきせられた元宅配ドライバーが仙台の街を逃げ回る 伏線張りまくりで大変よくできました
陰日向に咲く 劇団ひとり ☆☆☆☆ 日陰を歩く人達が連鎖する切ない人情話 ネタ帳を充実させたような内容でオチがうまい
堂島物語 富樫 倫太郎 ☆☆☆☆☆ 江戸享保の時代、貧農の息子が堂島米問屋に奉公に出され人柄、能力により成功する 聞いた様な話だが感動的
裏切り涼山 中路 啓太 ☆☆☆☆ 旧浅井家の家臣涼山が毛利征伐に向かう秀吉に三木城開城を頼まれる 忠に従い壊滅する軍の将は蛮勇なり
予知夢 東野 圭吾 ☆☆☆ 怪奇事件を物理学者ガリレオが謎解く 粒揃い短編集でないのが残念
名もなき毒 宮部 みゆき ☆☆☆☆ 陰性な毒混入殺人犯と身近に迫る毒気満載の馬鹿女を逆玉善人が退治 主人公を助ける脇役たち品揃えに感心
ガイシの女 汐見 薫 ☆☆☆ 家庭も仕事も行き詰ったキャリアウーマンが兄の不審な死を契機に活性化 女性人豊富でサスペンスドラマ向き 
まほろ駅前多田便利軒 三浦 しをん ☆☆☆☆ 元高校同級生との便利屋コンビ、トラブル続きだが次第に二人とも癒えていく お友達がアウトロー、娼婦、子供と心優しい 
その日 信太郎人情始末帖 杉本 章子 ☆☆☆☆ 安政江戸地震をはさんだ江戸商人・町人の色恋・人情話 ペリー艦隊来航以降の話だが相変わらずお江戸は泰平 
脳男 首藤 瓜於 ☆☆☆☆ 突然変異的脳を持って生まれた子供が一家の不幸にも生き残り義賊として登場 復讐劇かと思ったがそうでもない
図書館戦争 有川 浩 ☆☆☆☆ 図書館の自由を護る女子新人防衛員の青春 基本的にラブコメディーで言葉遊びが楽しい
デパ地下★ガール 末永 直海 ☆☆☆ スイーツ大好きお嬢様が恋に仕事にハチャメチャ大活躍 著者自信もかなりのツワモノらしい
監査難民 種村 大基 ☆☆☆☆ 先の中央青山監査法人崩壊の顛末と今後 ’我が世をば’からガードを固くしての取捨選択、捨てられる方は大迷惑
警官の血 (上・下) 佐々木 譲 ☆☆☆☆☆ 終戦直後の公募警察官から始まる3代記 読み易い、分り易い、各登場人物にも魅力があり警察小説の金字塔
赤朽葉家の伝説 桜庭 一樹 ☆☆☆☆☆

サンカから託された赤子が赤朽葉家に嫁入りし娘2代との歴史が孫娘により語られる ’桜庭一樹’漫画家名みたい 

望みは何と訊かれたら 小池 真理子 ☆☆☆☆ 過激派兵士であった女子大学生の三十数年後 幾つもの事件が記憶を呼び起こすが当時の空気は余り漂わない
三面記事小説 角田 光代 ☆☆☆

最近のショッキングな事件をヒントにした短編集 調査、取材なしで事件を扱う小説は三文小説

TOKYO YEAR ZERO ディヴィッド・ピース      【英】 ☆☆☆☆ 小平事件をモチーフにした占領下東京暗黒の時代 非常に読み辛いが印象に残る一品
青年のための読書クラブ 桜庭 一樹 ☆☆☆☆☆ 聖マリアナ女学園百年の出生、逸話を載せる読書倶楽部誌 本好き女子高生へのエール
黒水熱 ヴァシィ 章絵 ☆☆☆ 製薬汚職がらみで我が子を失った母親の捨て身の復讐劇 漫画誌への連載をお勧めしたい   
東大全共闘 1968-1969 渡辺 眸 ☆☆☆☆ 山本義隆の知り合いの写真家が唯一バリケード内から写した写真集 写真は内から撮るものか
沈底魚 曽根 圭介 ☆☆☆☆ 大物スパイマクベスの存在を巡る大国、権力者の権謀術数 主人公がピエロ役でどんでん返しも物足りない
いつも見ていた広島 ダウンタウンズ物語 田家 秀樹 ☆☆☆ 小説吉田拓郎、広島でロックバンド「ダウンタウンズ」を率いた拓郎の青春 小説ならば続編を期待したい 
ジオラマ 桐野 夏生 ☆☆☆ 生活に潜む本能を描く短編集 有り得るかな的ではあるが、短く連続すると閉口
私の男 桜庭 一樹 ☆☆☆ 寒村で生まれ育った男と女のあってはならない愛、堕ちていく男 流氷漂うオホーツクの海が印象的
獅子の系譜 津本 陽 ☆☆☆

唯一赤備えを許された家康臣下 井伊直政の一生 群雄割拠の時代を関が原の戦いまで生き抜くが、魅力に乏しい

転生 篠田 節子 ☆☆☆☆ 暗殺されミイラとして祀られていたパンチェンラマ十世が蘇り、一騒動の末中国国家主席を恫喝 チベット独立を祈念 
容疑者Xの献身 東野 圭吾 ☆☆☆☆☆ たまたま隣人となった母娘に残りの人生をかけた天才数学者の犯罪 キーパーソン的少女の行く末が心配 
鴨川ホルモー 万城目 学 ☆☆☆☆ 京都舞台の4大学対抗オニ合戦 特異キャラクター、成り立たない会話、懐古趣味をベースに展開する ホルモーワールド 
反転 田中 森一 ☆☆☆☆

闇社会の守護神と呼ばれたヤメ検弁護士の自伝 バブル崩壊と共に噴出した事件、渦中の人物達が思い出される

PAY DAY ! ! ! 山田 詠美 ☆☆☆☆ NYで育った双子の混血兄妹が、両親の離婚、テロと遭遇するが現在を生きる 善人だけ登場で心温まる 
Vintage'07 (右記) ☆☆☆ ワイン登場の小篇集(伊集院静、藤原伊織、小池真理子、佐藤賢一、江國香織) 「女王」(佐藤賢一)でボルドー種学習
ふじこさん 大島 真寿美 ☆☆☆☆☆ 3篇中「ふじこさん」読 過敏な少女の成長を救う藤子さん スタンドバイミー的な清潔感
最愛 真保 裕一 ☆☆☆☆☆ 長く疎遠の姉が事件で瀕死と突然連絡を受け、唯一の弟が事情を追う 苦難を共有した者たちだけの愛情・優しさ
ハルムスの小さな船 ダニイル・ハルムス   【露】 ☆☆☆☆ 失敗した芝居: 「劇場は閉鎖です。私たちはみんな、吐き気がするんです!」 蔵書として時に眺めるもの
結婚詐欺師 (上・下) 乃南 アサ ☆☆☆☆ プロの結婚詐欺師を追い詰める刑事の苦労話 刑事ものでなく詐欺師ものとした方が迫力ありそう
楽園 (上・下) 宮部 みゆき ☆☆☆☆ 超能力持つ少年が遺した絵を調べるうちに、進行中の犯罪の闇も明るみに 現実味帯びた社会が恐ろしい 
警視の週末 デボラ・クロンビー    【米】 ☆☆☆ 名門スコッチウィスキー蒸留所で発生した殺人事件 キンケイド警視シリーズ物、スペイ川流域スコッチの歴史を学習
嗤う闇 乃南 アサ ☆☆☆☆ 巡査部長に昇進した刑事音道貴子、地域密着型事件を解決する 滝沢刑事も登場、バイクにも乗る
パイロットの妻 アニータ・シュリーヴ   【米】 ☆☆☆☆ 愛するパイロットの夫が飛行機爆破で死亡、遺された妻が知る事件の経緯・夫の素行 デジャブー感漂う作品
陰の季節 横山 秀夫 ☆☆☆☆☆ D県警本部警察官の群像劇(短編集) 群像相関図が欲しい
越境捜査 笹本 稜平 ☆☆☆☆ 詐欺師が殺され12億円と共に迷宮入り、時効を控え一人の刑事が捜査再開し12億円を追う 大団円が貧弱
新・極道の妻たち 家田 荘子 ☆☆☆ 最近の姐さん達が過去を語る 語れる人は幸せ
小池 真理子 ☆☆☆☆☆ 全共闘時代が終焉を向えた日、一人の若い女性が猟銃で男性二人を殺傷し人生を終える 無伴奏を思い出す
占星術殺人事件 島田 荘司 ☆☆☆☆ 読者への本格的挑戦推理小説 マニュア向け
蒼の悔恨 堂場 瞬一 ☆☆☆☆

美男子、一匹狼刑事対シリアルキラー(連続殺人狂) 安心して読める

I'm sorry, mama. 桐野 夏生 ☆☆☆☆ 悲惨な環境で産まれ育った女の殺人行脚と彼女を取り巻く人物群 社会面記事を深く掘り下げた感じ
償いの椅子 沢木 冬吾 ☆☆☆☆☆ 車椅子生活となった無頼漢の悪徳警察への復讐劇 男の美学
グロテスク 桐野 夏生 ☆☆☆☆ インモラルな怪物達が語る名門女子高生の転落 犯人の上申書が冗長、惜しい
R.I.P. (Rest In Peace) 桜井 亜美 ☆☆☆ 女性犯罪捜査官のハードボイルドな恋 表紙が綺麗
フェイク 楡 周平 ☆☆☆☆ 新米ボーイが悪友と組んで高級クラブを舞台にコンゲーム  後半からやっと面白くなる
顔に降りかかる雨 桐野 夏生 ☆☆☆☆☆ 親友のルポライターが大金と共に失踪、無事犯罪解決し二代目女探偵誕生 枠にはまった感あるが巧み
福音の少年 あさの あつこ ☆☆☆☆ 選ばれし少年の危うさと光明(ミステリー仕立て) 似たような少年が二人登場で途中苛つく
ニシノユキヒコの恋と冒険 川上 弘美 ☆☆☆ 哀しいモテ男西野クンを通り過ぎた彼女達の想いで話 最後の一篇は余計
カカオ80%の夏 永井 するみ ☆☆☆ プチ家出状態の友人のために奔走するクールな女子高生 凪の冒険 カカオは林檎の木から採れる?
顔 FACE 横山 秀夫 ☆☆☆☆☆ 似顔絵書きが特技の鑑識課婦警の挫折と成長 警察組織の地道な捜査も舐めちゃいけない
残虐記 桐野 夏生 ☆☆☆ 10才で誘拐拉致され1年強監禁生活を送った少女がやがて作家に、最後の著作が残虐記 観念的過ぎる
相棒に手を出すな 逢坂 剛 ☆☆☆☆ AV訪問販売も手がける自由人とメタボ美女のコンビがコンゲーム AVファンつるさんはじめ年寄連中がつわもの
言い寄る 田辺 聖子 ☆☆☆☆ デザイナー乃里子独身、 それなりの男と奔放に付き合えるが憧れの君には言い寄れない ウーマンリブの時代か
わたしを離さないで カズオ イシグロ      【英】 ☆☆☆☆

施設育ちの看護人キャシー、過去の思い出を語るうちに恐ろしくて哀しい真実が明らかに 日本の遺失物町は何処

八日目の蝉 角田 光代 ☆☆☆☆ 不倫相手の女赤子を誘拐し二人で逃避行、成人した彼女は何処へ向かう 大事件にも女性は耐え強く優しい
悪人 吉田 修一 ☆☆☆☆ サイトで土木作業員と知り合った若い保険外交員が山中で絞殺、遺棄される 失踪大学生と恐喝グループに違和感
恋愛中毒 山本 文緒 ☆☆☆☆☆ ストーカ紛いの彼女から逃れて転職した先には、中年女性事務員がいた ストーリー展開が秀逸 
私的生活 田辺 聖子 ☆☆☆ 乃理子 金持ち息子と結婚し贅沢な生活を過ごすが期待される一族的社会には入れない 3年間の夜伽話は長い 
燃えよ剣 (上・下) 司馬 遼太郎 ☆☆☆☆☆ 新撰組副長 土方歳三の一生  (忘れ物を取り返した)
メタボラ 桐野 夏生 ☆☆☆☆ 格差社会に全て搾取された青年と愛を求める青年が沖縄で出会い別れる 無茶苦茶希望が無い
ロング・グッド・バイ レイモンド ・チャンドラー  【米】 ☆☆☆☆☆ ハリウッドを舞台にしたタフな私立探偵フィリップ・マーロウの向こう見ずの活躍 村上春樹翻訳で マーロウ復活
エスピオナージ 麻生 幾 ☆☆☆☆ 公安がロシア情報機関員を追尾するうち一人の主婦が被疑対象に浮上 敵の目的と主婦の登場させ方がパラドックス 
敗北への凱旋 連城 三紀彦 ☆☆☆☆ 戦後3年復興に向かう横浜中華街で一人の元軍人が中国人らしき娼婦に殺される スケール大の戦禍悲哀推理小説

All rights reserved by Hikopa July 2007.


ヒコママのHPトップへ